96のチラシの裏:浦和レッズについて考えたこと

浦和レッズを中心にJリーグの試合を分析的に振り返り、考察するブログ。戦術分析。

水を運ぶ人 - 第19節 サンフレッチェ広島戦

 因縁の一戦。相手は首位。(個人的には)一か月ぶりの参戦。燃えないわけがない!

 ということで広島戦です。いわゆるミラーゲームとなるこの試合、お互いの1トップ2シャドーを如何に止めるのか、どちらが主導権を握りボールを保持するのか、監督の授ける作戦、ピッチの選手たちの個の戦い、見どころだらけの一戦です。

 

 取り急ぎ雑感だけ。

・陽介→トラップミスほぼ0?今季一番前向く回数が多かった。右足は危ないから振りぬいちゃいけない縛り

・慎三→難しいボールはよ

・元気→ファーストタッチとかフリックが時々荒ぶってたのは何だったんだろう?ここにきて今までよりさらにすごい成長曲線を描いてる感じ。この試合ではビルドアップの中で小さなスペースを見つけて、バックステップでボールを引き出してドリブル開始、かと思えば阪野とのシンプルなワンツー、守から攻への切りかけではドリブルキープで時間を作り味方につなぐなど、"パスサッカーの中で活きる本格ドリブラー"という希少な存在を確立しつつあるような。

・啓太→完全に水を運ぶ人。見方が困ったときに啓太がパスコースに動きなおしてる。パスを受けて、前を向く。そして捌く。そしてまた動きなおしてパスコースを作る。これを本当に簡単そうにやる。現状でこれができるのは啓太だけ。啓太がいないとビルドアップのパスコースが丸々一本減っちゃう印象。守備もプレッシャーかけるとことスペースを埋める判断が秀逸。チームに安定感をもたらすベテランらしいプレイ。啓太一人でチームが変わりすぎ。

・順大→ビッグセーブ連発。ただ、西川と同じピッチに立つとやはり改善点が浮き彫りに。

・平川→興梠のことは見えてたって言えばよかったのに。。。バランスをみながら随所に攻め上がるいつものヒラさん。守備ではあとから出てきた清水航平に少々クロスを上げられ過ぎていた。6本くらい上げられて1,2本は決定的だったような。平川うんぬんというより清水航平が良い選手ということだけど。

・那須、森脇、槙野→マンマークで広島の1トップ2シャドーをシャットアウト。攻守のバランスもコントロール。ほぼ文句なし。