96のチラシの裏:浦和レッズについて考えたこと

浦和レッズを中心にJリーグの試合を分析的に振り返り、考察するブログ。戦術分析。

書評

『考える脚』の感想と過程の中にある幸福について考えたこと

ひさしぶりの書評です。 考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと 作者:荻田 泰永 発売日: 2019/03/27 メディア: Kindle版 北極冒険家の荻田泰永さんの自叙伝で、サッカーと全然関係ないんですが、考え方が凄く良かったので思わず感想を書きた…

『アナリシス・アイ』の感想と「知っているものしか見えない」ことについて考えたこと

アナリシス・アイ カテゴリ上「書評」ということになるこの記事ですが、「書評」なんて偉そうな立場をとるのは僕にとって極めて恐れ多い本ですね、これは。 アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます (小学館新書) 作者: らいかーると 出…

「ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件」がマジで面白かったことについて考えたこと

いやーレッズはなんだか微妙な感じですね。ACLでは先日のアウェイ上海戦に引き分けて悪くない感じですが、リーグでは松本山雅に逆転負けで5戦勝ちなしとなってしまい、ついに降格圏まで勝ち点差6と、背中がスースーしてきた気がします。心配性の人は思い出し…

『解説者の流儀』の感想と日本のサッカーリテラシーについて考えたこと

W杯、やはりというか、予想以上というか、連日面白いですね。なんといっても今大会は多くのチームが戦術的にはっきりとしたテーマとオーガナイズを有しており、個人能力と気持ちの舞台といったW杯へのこれまでの評価を覆しているような印象もあります。 そん…

『異文化理解力』の感想と外国人監督とのコミュニケーションについて考えたこと。

今回はいつもと趣向の違う記事になります。 イントロダクション 96はいわゆる「海外事業部」で仕事をしていまして、顧客や仕事のパートナーとしてアジア、欧米、中東を中心に様々な国の人と働きます。で、働いていると結構いろんなことが起こりまして、エ…