96のチラシの裏:浦和レッズについて考えたこと

浦和レッズの試合を分析的に振り返り、考察するブログ。戦術分析。 twitter: @urawareds96

2020シーズン

継続と成長、狙いと運:Jリーグ第24節 vsセレッソ大阪 分析的感想

今季の鬱憤を晴らすような大勝となった仙台戦から中5日、浦和はセットされた状態で特に完成度の高い「堅い」サッカーでリーグ2位につけるセレッソとの対戦となりました。 前節の大勝で得失点差を-3まで改善させた浦和ですが、今節を含めて残り10試合で9位の…

正面衝突を制する/未来への芽:Jリーグ第23節 vsベガルタ仙台 分析的感想

前節、シュート数で柏を圧倒する非常に内容の良い試合をしながらも1-1と勝利を逃した浦和。3試合ぶりにホームに帰ってきた今節は、相性の良い仙台を埼玉スタジアムに迎えました。 リーグテーブルを見るたびに今季10回も勝っているのか…と感じてしまうような…

だからこそ結果を:Jリーグ第22節 vs柏レイソル 分析的感想

前節鳥栖戦に劇的な勝利を収め連敗を脱出したレッズは、前半戦の対戦で大敗を喫した柏にリベンジして上昇していきたいところ。一方の柏は前節神戸戦を4-3で勝利し3連勝中。ただオルンガ、江坂、そして復活したクリスティアーノを擁する一方でけが人が多く、…

勝利に救われた試合:Jリーグ第21節 vsサガン鳥栖 分析的感想

1勝4敗と厳しい結果になった5連戦が明けて1週間。ホーム3連戦の後は鳥栖→柏と厄介な相手とのアウェー連戦、その後はホームに戻って仙台を迎える日程となっています。 前節終了時点のリーグテーブルを確認しておくと、浦和はリーグ10位となんとかトップハーフ…

「正しい取り組み」と引き続きの課題:Jリーグ第20節 vs名古屋グランパス 分析的感想

前回のゲームがFC東京のACL日程に合わせた29節の事前消化だったので水曜日のゲームを前節と呼んでいいのか気にしているのは僕だけではないかと思うのですが、そういうわけで通常に日程消化に戻って第20節は名古屋グランパス戦です。名古屋との前回の対戦がど…

"Spaghetti cabled":Jリーグ第29節 vsFC東京 分析的感想

前節の後半、柏木陽介の衝撃的なまでの影響力の大きさに慄いた僕ですが、そんなことにはお構いなしにコロナ禍にあっても連戦は続くわけで、ホーム3連戦の2試合目はFC東京との対戦。前半戦の対決では「お互いにボール保持を優先しないが故にお互いにボール保…

秩序をもたらすもの:Jリーグ第18節 vs横浜FC 分析的感想

前節清水に1-2で勝利した浦和。終盤にまたしてもクロスからの失点を喫しましたが、ひとまず後半戦を勝利でスタートすることができました。今節はホームに横浜FCを迎えての対戦。次節がFC東京との上位を伺う対戦ということを踏まえても今節の取りこぼしは避け…

個の輝きと混沌:Jリーグ第18節 vs清水エスパルス 分析的感想

中2日で行われる連戦は、プレーする方もそうでしょうが、観るほうにも明らかな連戦感がありますね。そう考えると連戦=連日試合があるプロ野球は1ゲーム1ゲームをあまり深く振り返る暇もないのかなと考えてしまいました。一方で毎日ゲームがあれば連日新しい…

些細な隙も許されない:Jリーグ第17節 vs川崎フロンターレ 分析的感想

今季前半戦の締めくくりとなる第17節は早くも首位独走の感がある川崎をホームに迎えた対戦です。ゲームまで1週間空いたことと、今季最強とも言える圧倒的パフォーマンスを見せている川崎のサッカーには興味があったので、いつも最初のほうに書くような相手の…

チラシの裏:どうにかして川崎を倒したいから気合入れて考えてみた。

このエントリは既存データと直近の川崎フロンターレの試合を僕が観察した結果導出された、今季前半戦最強チームである川崎フロンターレを浦和レッズが倒すために必要な方策に係る考察をまとめたものであり、その内容は全て妄想です。 最強・川崎フロンターレ…

パンチの応酬:Jリーグ第16節 vs北海道コンサドーレ札幌 分析的感想

鳥栖戦の引き分けから中3日。札幌ドームに乗り込んでのアウェー札幌戦は、浦和としてはただの1/34ではない、「かつての師」ミシャとの対戦となります。 札幌ですが、15試合消化で勝ち点14、3勝5分7敗となかなか成績が伸びていません。直近8試合で勝ちがなく…

柏木の居場所:Jリーグ第15節 vsサガン鳥栖 分析的感想

セレッソ戦から中3日。上位について行くためには負けられない鳥栖との一戦です。 ゲーム前順位では16位の鳥栖ですが、コロナの影響で試合数が極端に少ないチームなので順位は実力を反映していないでしょう。勝ち点=ゲーム数の札幌その他が12位前後なので、…

ブレイクスルーにはまだ早い:Jリーグ第14節 vsセレッソ大阪 分析的感想

早いものでJリーグも14節。10月に入るころには20節を超えていくペースで連戦が続く9月ですが、浦和はルヴァンカップ敗退の結果ミッドウィークの試合がなく、水曜日に試合のあったセレッソよりはコンディション的に若干有利という中で迎えたゲームです。 ゲー…

チラシの裏:良し悪しと好き嫌い―杉本健勇の評価について考えたこと

健勇について僕の中で考えがまとまったのでエントリに書こうと思います! https://t.co/v2ON2JgMYj— 96 (@urawareds96) 2020年8月29日 宣言したからには書かなければいけない健勇に対する所感です。彼を取り巻く状況は(浦和ではありがちなことですが)い…

襲い掛かるレオナルドと大槻監督の植えつけているもの :Jリーグ2020 vs大分トリニータ 分析的感想

前節は狙った形を表現しゴールチャンスを作ったものの決めきれずに神戸に競り負けた浦和。なんとか上位にくらいついていくためにも連敗は避けたい今節は大分トリニータを迎えてホーム連戦となります。 以下が今節直前の順位となりますが、消化試合数がまちま…

リスクとリターン:Jリーグ2020 vsヴィッセル神戸 分析的感想

ガンバ戦に勝利し2連勝でホームに帰ってきた浦和。今節は「ビッグクラブ」ヴィッセル神戸を埼スタに迎えての対戦です。 両チームのスタメンと狙い どうして小川は坊主になったんですか、何か悪いことでもしたんですか…。 浦和のベンチメンバーは彩艶、岩武、…

噛み合わせのズレをめぐる攻防(その2):Jリーグ2020 vsガンバ大阪 分析的感想

3バックを使うチームとの4連戦(広島、ガンバ、神戸、大分)の2戦目となる今節。噛み合わせのズレは引き続きポイントになるので、タイトルは手抜きではありません(手抜きです)。 両チームスタメンと狙い 浦和側の控えは彩艶、岩波、山中、汰木、柴戸、健勇…

噛み合わせのズレをめぐる攻防:Jリーグ2020 vsサンフレッチェ広島 分析的感想

[vs広島] 本当に対峙すべき“敵”とは (浦和レッズニュース) https://t.co/0norYL8ygM広島、2試合続けて中止になった後なのか!コンディション万全じゃん。個人的に広島戦は今季の趨勢を決めるかもしれないと思ってるので、試合を迎えるのが珍しく怖い。怖いと…

正面衝突、そして大破。:Jリーグ2020 vs名古屋グランパス 分析的感想

たぶん6失点した試合のレビューを書くのは初めてではないかと思います。読んで面白いかはわからないけれど、「思考のアーカイブ化」のために書くのであればこういう試合こそ書き残しておかなければいけない気がしました。 スタメン 浦和はミッドウィークのル…

プラスアルファの差:ルヴァンカップGS第2戦 vsセレッソ大阪 分析的感想

よくわからないんですが、セレッソとの対戦をレビューするのは初めてらしいです。結構印象深い試合が多い気がするし、何よりセレッソ大阪を分析するブログのAkiさんファンの僕としては自分自身信じられないのですが(普通に2,3試合は書いてると思ってまし…

積み上げたいもう一つ:Jリーグ2020 vs清水エスパルス 分析的感想

前節勝利したチーム同士の対戦となる今節。17位の清水は前節まで開幕6節勝利なしで既に5敗と苦しいシーズン序盤を過ごしていましたが、前節大分戦で一気に4得点と勢いに乗っていきそうな雰囲気。6位の浦和はFC東京、柏と自分たちと同じように守備からカウン…

「意地」:Jリーグ2020 vs横浜FC 分析的感想

中堅以上の浦和レッズサポーターにとっての横浜FC戦というのは、2007年に唯一置き忘れてきたもの、リーグ連覇が手から零れ落ちていったあの日産スタジアムでの記憶とセットになっていると思います。もしくは、同じ年にホーム開幕戦で対戦した際の久保のドラ…

リスクの顕在化:Jリーグ2020 vs柏レイソル 分析的感想

柏は僕にとっては結構思い出深いというか、嫌な印象がたくさんあるクラブで、2011年の最悪なシーズンの最終節、順当に負けてその後の大ブーイングに繋がったこととか、2013年にナビスコカップ決勝で負けたこととか、2017年から2018年にかけての3連敗とか、古…

突きつけられた現在地:Jリーグ2020 vsFC東京 分析的感想

スタメンと両チームの狙い スタメン 前節から1週間空いての試合ということで、両チームほぼベストメンバーではないかという布陣。ただ浦和はトーマスがコンディションの問題でベンチ外。浦和のサブは福島、宇賀神、槙野、関根、エヴェルトン、マルティノス…

交錯するスタイル:Jリーグ2020 vs鹿島アントラーズ 分析的感想

この導入部分に書くことがいつも思いつきません。 スタメンと両チームの狙い スタメン 浦和のベンチメンバーは福島、マウリシオ、岩武、柴戸、関根、マルティノス、健勇。鹿島は曽ヶ端、杉岡、遠藤、荒木、レオシルバ、白崎、上田。曽ヶ端ってまだ現役でした…

二人の監督、二つのサイド:Jリーグ2020 vsベガルタ仙台 分析的感想

スタメンと両チームの狙い スタメン ベンチメンバーは浦和が福島、マウリシオ、宇賀神、長澤、マルティノス、関根、興梠。仙台は関、真瀬、アピアタウィア、佐々木、西村、ジャーメイン、長沢。 連戦となるミッドウィークのゲームにあたってメンバーを大きく…

THE RED IDENTITY:Jリーグ2020 第2節 vs横浜Fマリノス 分析的感想

いつだって笑顔がトレードマークの西川周作が、試合後のインタビューで言葉を詰まらせたことが、4ヵ月間に及ぶリーグ中断という異常事態を過ごしたことの難しさと、「観客が入場できない試合」を忘れもしない「無観客試合」とは違うものにしようと尽力したク…

2020シーズン再開:Jリーグの戦略競争化と再開後の浦和レッズについて

どうもです。リクエストにお答えしてなんか書いてみようのコーナーです(不定期)。リクエストはいつでも受け付けております。 了解っす!なんか書きます! https://t.co/1iBz9hHKMJ— 96 (@urawareds96) 2020年6月30日 さっそく書いていきたいと思いますが…

チラシの裏:Jクラブのクラウドファンディングについて考えたこと

チラ裏書くのも久しぶりになってしまいました。 コロナウイルスによるJリーグの中断期間中は本当に暇でしたが、7月4日の再開が決まって以来少しずつ活気が戻っている感じもありますね。僕もそうですが、Twitterのサッカーアカウントは中断期間中のエンゲージ…

チラシの裏:新型コロナウイルスのはなし - 個人レベルの戦略の必要性について考えたこと

みなさんこんにちは、お久しぶりです。 体調はいかがですか?皆さんお元気であることを祈るばかりです。 このブログは基本的に浦和レッズについて語るブログなので、こういう状況では更新することがありません。それは大多数のサッカーブログも同じだと思い…